シェアオフィスの歴史と未来|オフィスの変遷についても

Covid-19の影響により、オフィスの在り方が問われ始めてから早くも2年が経過しようとしています。
コロナ禍以前は毎日のようにオフィスに通い、満員の通勤電車が当たり前の光景でしたが、テレワークや在宅勤務、シェアオフィスの活用などにより、以前のオフィスから遠ざかって長い時間が経過した方も多いのではないでしょうか?

人々が集まって働く場所としての『オフィス』はいつ頃からあったのでしょうか?今現在も変化を続ける『オフィス』ですが、もちろん『オフィス』がない時代もあれば、現代のような自社ビル・自社フロアという概念がない時代もありました。

オフィスの在り方が問われている現代だからこそ、オフィスの変遷やシェアオフィスの誕生や歴史を振り返ってみましょう。

オフィスの歴史

それでは実際にオフィスが現代までにどのような変化を遂げてきたのか、歴史を見てみましょう。

オフィスの始まりとは

働く場所としての機能を持った建物は14世紀ごろから既に世の中にあったと言われています。しかし、当時は雇用主の家で働くことが多かった為、現在の『オフィス』とは少し意味合いが違うものでした。現在で言うところのファーストプレイス(自宅)とセカンドプレイス(職場や学校など)が合わさったような場所が働く場所の基本でした。

そこから約400年が経過した18世紀産業革命前後のロンドンにて、家庭と仕事が分離した現代のオフィスの原型が誕生しました。
当時の作家たちは街中のカフェに集い、互いに意見交換しながら仕事を進めていたのです。
How the office was invented – BBC News


当時はまさに現代のサードプレイス(自宅や職場以外の他者との交流の場)が仕事をする場の主流だったのです。

そこからさらにしばらく経ち、1729年にロンドンに作られた東インド会社の建物が、働く場所として建てられた世界で初めてのオフィス専用のビルだと言われています。

工業・製造業中心の時代

18世紀に誕生した『オフィス』という概念ですが、その形は今とはまた少し違ったものでした。

当時のオフィスは現在日本やアメリカで主流の島型オフィスではなく、社員が同一の方向を向いた教室型のオフィスが主流となっていました。当時の産業はモノづくりが中心であり、企業として最重要しされていたのは、いかに生産現場である工場を効率よく動かすかというものでした。

オフィスワークを行うのは間接部門のため軽視されていたことや社員同士のコミュニケーションは生産性を落とす要因と考えられていたこともあり、作業場の雰囲気が強いオフィスとなっていました。

このようなオフィスは、1960〜1970年代まで仕事場の主流となっていました。

コミュニケーション中心のオフィス作りへ

大戦の影響が落ち着いた1960~1970年代には仕事が複雑化しはじめ、社員同士のコミュニケーションが重要視され始めます。そこで採用され始めたのが所謂、対向島型オフィスです。同じ組織に属する社員同士のコミュニケーションを容易にし、一定程度のプライバシーも守られるものに変化していったのです。

また、対向島型オフィスは面積効率が良いため、坪単価の高い日本では現在でも多く採用されています。

また、欧米諸国では1970年代後半、日本では1980年代に本格的なコンピューター時代が到来し、数人に1台だったPCが2人に1台、その1990年代には1人1台のPCが当たり前となりました。その影響で電力・通信などの設備を増強した「インテリジェントビル」の建設が相次ぎました。

2000年代に入るとさらにネットワークの発達によってOAフロアが導入されるなど、現在のオフィスの形が完成されました。

以上がオフィスの歴史と変遷です。

シェアオフィスの歴史

次にシェアオフィスの歴史についてですが、2010〜2020年代に入るとさらにオフィスの形態が多様化し、従来の自社フロアのオフィスだけでなく、さまざまな企業とオフィス空間や設備をシェアする施設、つまり『シェアオフィス』が流行し始めました。

シェアオフィスは現在もその規模を拡大しており、今後5年間で4倍ほど拡大すると見られています。

シェアオフィスの起源

オフィスがカフェの寄り合いから始まった歴史を見ると、現代のシェアオフィスに近い形態といえます。
そこから各企業個別のオフィスを持つようになり、個人主義の時代から組織主義の時代へと移り変わったことでオフィスの形態は変化していったのは先ほどまでに述べた通りです。

しかし、産業の更なる近代化が進むにつれ、社員同士のコミュニケーションだけではなく、他企業やフリーランスとのコミュニケーションも重要視されるようになりました。

そんな発想から誕生したのがシェアオフィスです。

シェアオフィスは2005年ごろにアメリカ、ニューヨークとサンフランシスコで同時期に生まれたと言われています。

日本への上陸

日本では2003年に六本木ヒルズ内にシェアオフィスの機能を持った「アカデミーヒルズ六本木ライブラリー」が開設されるなど、同様の機能をもった施設はいくつかあったものの、海外に少し遅れること2010年に初めて、正式にシェアオフィスを謳った施設が誕生します。

シェアオフィスの未来

誕生から約20年が経過しようとしているシェアオフィスですが、近年さらにその機能と利用目的は多様化しています。施設内のコミュニケーションを促進するイベントを開催したり、さまざまなアメニティを用意したり、各シェアオフィスが工夫を凝らしています。

社員の働き方改革を促進したり、社員の満足度を向上させるなど、他企業とのコミュニケーション促進以外の目的で利用する企業も増えており、一部上場企業も導入を進めています。

今後さらにシェアオフィスは機能を拡大し、利用者も増えるでしょう。
歴史を振り返ると原点回帰と言えるのかもしれません。

私たちAND SPACEが運営している「VENTURE MAFIA」では、シェアオフィスとコワーキングスペースの複合型施設であり他企業とのコミュニケーション促進を目的の企業様ももちろん、サテライトオフィスとしてもご利用いただけます。

様々な特徴やメリットがあるシェアオフィスを上手に活用して、生産効率を上げるために、ぜひ「VENTURE MAFIA」をご検討ください。

VENTURE MAFIA 西五反田ホームページ

VENTURE MAFIA 東五反田ホームページ

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